2008-01-01から1年間の記事一覧

なぜコンピューターは2進法で、人間はそうでないのか

なぜコンピューターは2進法を採用しているのでしょうか。 よく「2進法はONとOFFだけなので、実際に電気回路を作るのが簡単だから」という説明が為されています。 でも、電気にはプラスとマイナスがあるのだから、 プラス、マイナス、ゼロの3つを使っ…

新憲法 2.0は 数式で

なぜ法律には数式が一つも入っていないのか。 むしろ不思議なことのように思えます。 数学と法律、この2つほど相性のよさそうなものは、ちょっと見当たりませんよ。 数学=理系、法律=文系、この2つは正反対の水と油、そんな古い考え方を抱いてませんか。…

理想の女性像はデブ

生物として考えた場合、理想の女性像とは、即ちデブのことです。 「理想の女性像」というキーワードで検索したら、トップに挙がった記事がこれ。 >> http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080107_evolution_2000/ そうなんですよ。 少なくとも2…

√NOTで量子コンピュータ

量子コンピュータって何でしょう。 夢の次世代計算機、実用化まであと一歩、解読不能だった暗号が解ける、多世界宇宙で並列処理・・・ いろんな噂を断片的に耳にするのですが、それでは量子コンピュータとは一体何なのか、本質的なところはなかなか理解でき…

なぜいわしは群れるのか

アクセス数とブックマークが突然増えたので、何かと思ったらホットエントリーに載ったみたい。 >> [id:rikunora:20081129] 円で隙間を埋め尽くす いや、驚いた。そして素直にうれしいぞー。 これからも、少しでもおもしろい記事が書けるように、この路線で日…

円で隙間を埋め尽くす

平面上で円をぴったりくっつけて置くと、6角形の配置に並びます。 3つの円の間には隙間が残るので、この隙間にぴったり入るような小さな円をはめこみます。 それでも隙間が残るので、残った小さな隙間にも、さらにぴったり収まるような小さい円をはめこみ…

最もおいしい肉

ビフテキなどの動物の肉は「身がやわらかくっておいしい」といいます。 魚料理は「身がしまっていておいしい」といいます。 ビフテキについて、あまり「身がしまっている」とは言いませんよね。 なんか固い肉を想像しますから。 一方、魚について「身がやわ…

タブレットの威力

新しくタブレットを買いました。使ってみたところ、大満足の書き味。 これなら紙とほとんど変わらないのではないか、とさえ思えてきます。 今まで苦労して、マウスでチコチコやってきたのは何だったんだ。 * WACOM Bamboo Comic >> http://tablet.wacom.co.j…

夢のバックトラック時間

夢とは不思議なものです。 中でも特に不思議なのは、夢の中で感じられる時間の経過についてだと思います。 夢はあやふやなイメージの断片から構成されています。(私の夢はそうなっています) そして私の場合、そのイメージの断片が時間の順序に沿って整然と…

3つの星の行方

-- 地球は太陽の周りを回っている -- 引力で引き合っている2つの星は、互いに楕円軌道を描いて回ります。 それでは、星が3つだったら、どんな運動になるでしょうか? 実はこれ、計算して答を出すことができないと言われている超難問なんです。 >> wikipedi…

この世に嘘は存在しない

証明してみましょう。 * STEP1: 物理法則は嘘をつかない。 これ、いいですよね。 地上である重さの物体を、決まった角度、決まった力で放り投げれば、着地点は必ず1点に決まります。 たとえ着地点が正確に予測できなかったとしても、それは測定誤差や計算間…

はまりの構造

「はまり」とは・・・ 一度小さな変位が生じると、それが拡大する方向に加速的な力が働き、もとに戻ろうとする復元力が効かなくなること。 古代マヤ文明では、太陽神に生贄を捧げる儀式が行われていました。 時代によっては、ほぼ毎日のように生贄が捧げられ…

サイコロ回転体

Q.立方体を対角線を軸にして回転したら、どんな形になるでしょう?ちょっと考えると、六角形かな? そろばん玉が2つくっついた形かな? などと思えるのですが、もっと意外な形をしているんです。 答はこんなの。上下が円錐で、真ん中が「つづみ型」の曲面…

立体強調鏡

前回は耳を強化する実験[id:rikunora:20081015]だったので、今回は目を強化することを考えてみました。 地図作りの主役、航空写真にはおもしろい見方があります。 別の角度から撮影した2枚の写真を並べて、左右の眼でそれぞれの写真を見てみると、地形が立…

エルフ耳を作ってみた

耳の形は、よく見ると十人十色です。 たぶん、耳の形に従って、音の聞こえ方も十人十色なのではないかと思います。 かくいう私の耳は、かなりぺったんこに潰れています。 それには理由があって、私はいつも横向きに寝ていたので、耳が頭の下敷きになって潰れ…

新説受け入れ確率

平均して100人に1人がかかる病気があったとします。 この病気にかかったどうかの判断は難しくて、100人に1人は間違って診断されてしまいます。 つまり、 ・健康であるにもかかわらず、誤って病気であると判定されるのが100人に1人、 ・病気であ…

電気を鏡に映したら

2008年度のノーベル物理学賞は、南部陽一郎・小林誠・益川敏英の3氏が受賞するのだそうです。 受賞理由は「自発的対称性の破れ」、「CP対称性の破れ」。 素直に嬉しい話ですよね。 で、さっそく対称性について何か書こうと思ったのですが、素粒子の話は良…

分数革命・虚数革命・数体革命

かなり以前の話なのですが、縁あって中学生の家庭教師をしていたことがあります。 その子は別に頭が悪かったわけでもなく、ふまじめだったわけでもないのですが、「分数」というものがわからなかった。 どうしても理解できなかったので、結局は「公式パター…

宇宙・肉体・悪魔(1)

人類の宇宙進出というアイデアを、最初に大胆に提唱したのは誰でしょうか。 いろんな人物を挙げることができるでしょうが、その中に、イギリスの物理学者 J・D・バナールが入ります。 バナールは、1929年、27才の時に「宇宙・肉体・悪魔 理性的精神の…

敗者復活の効率は高い

およそ物質というものは、混ぜるのは簡単ですが、分けるのは難しいものです。 ずいぶん昔、学生の頃に化学の実験というものをやったことがあります。 薬品を混ぜたり沸騰させたりするやつです。 それで実感したのですが、化学合成で一番たいへんなのは、でき…

ホピ戦艦

これが8歳の小学生が描く、未来の宇宙なのか! すげぇ、なんだかすげーよ、これ。

地球冷却計画

いまや人類が総力を挙げて取り組まねばならない問題、それは「地球温暖化」であろう。 そのために、電気やガソリンを節約したり、無駄をなくしたり、あちこちで地道な努力が積まれている。 しかし、ひとたび傾きかけた気候を元に戻すには、1つ1つの小さな…

なぜ1+1=2になるのか

1+1=?、こんな詩を見つけました。 >> http://piapro.jp/content/ur0r6e4yddvvvifz - 1+1はなんだろな? わかんないよ〜わかんない わかんないから聞いてみた 1+1って答えなに? 2に決まってんじゃん、って笑われた なんでよそんな決まってるの …

アウトレット食堂

最近、食品の不祥事ニュースをよく目にします。 会社の偉い人とかが出てきて謝っている姿も、だんだん慣れっこになってきました。 もちろん、危険な食品をこっそり騙して売る付けるなど、言語道断です。 でも、ここでふと思いました。 「こっそり隠す」のが…

宇宙は役に立たない

最近、このブログには珍しくトラックバックを頂きました。 「物理や数学の理論など何の役にも立たない」[id:rikunora:20080408] についての意見でした。 そりゃあ、そうだよな?。。 そんなことがあって、「役に立たない」という言葉について、ちょっと考え直…

です・ます調、だ・である調、みくみく調

今日からこのブログは、です・ます調に改めます。 というのも、いままでこのブログが人からどう見られているのか、ほとんど考えていなかったからです。 ふと他人の気持ちになって、自分のブログを見直してみたら・・・ いったいこの人、何様ですか? なんか…

棒でツンツン超光速

Q.非常に長い棒、たとえば地球から月まで届く棒を使って直接相手をつつくことによって、光の速度を超える通信ができないか。 A.棒は原子からできており、原子間の相互作用は光速を越えて伝達しない。 いかなるものも、光の速さを超えることはできない。 …

魚のしっぽの新型うちわ

うちわは暑い夏の日に欠かせないアイテムだ。 うちわをよく見ると丸くてかわいらしい形をしているが、現代のデザイン感覚からすれば、少々やぼったくはないだろうか。 下の絵を見て欲しい。流体をぱたぱた扇ぐものとして、最も洗練された形は「魚のしっぽ」…

電子といっしょに動いたら

Q:電線の中を流れている電子といっしょになって自分が動いたら、周囲に発生している磁場は消えるのか? A:ローレンツ収縮によって電荷密度が変化するので、力のつじつまが合う。 電線の中を流れる電子のスピードは、実は「人が歩く程度の速さ」であると…

未来の光と影(10年前のメッセージ)

ここでは”進化”が示す我々の未来について語ってみたいと思います。進化が必ず何らかの代償を生むのなら、我々の未来も必ずしも明るい側面ばかりではないはずです。ここでは未来の持つ光の側面と同時に、影の側面についても言及したいと思います。 ”進化”とい…