2008-01-01から1年間の記事一覧

人間だけが悩むのか

Q1.動物や昆虫は悩まないのか? A1.犬は悩む。たぶんコオロギも悩む。 ・コオロギのひきこもり ・その後のパブロフの犬 Q2.学習と悩みに相関はあるか? A2.ある。 ・インドの農村と都会 Q3.なぜ人間はこれほどまでに悩むのか? A3.人間は…

ブログ通信簿

* ブログ通信簿 http://blogreport.labs.goo.ne.jp/ 自分のブログの評価が見られるサービス。(実は他人のであっても見れる) さっそくやってみた。 主張度強め、気楽度弱め、最近流行の話題なし、けっこう当たっている。 ブログ年齢47ってのはちょっと高…

学ぶこととは出会うこと

痛み概念の取得[id:rikunora:20080810]、気持ち悪い概念の取得[id:rikunora:20080811]に書いてきたことについて考え直した。 人は痛みに出会って、初めて「痛いこと」を学ぶ。 これは間違いないように思える。 それでは、もし痛みを全く体験しなかった人がい…

気持ち悪い概念の習得

※昨日のエントリー「痛み概念の習得[id:rikunora:20080810]」の続きです。 虫が好きか嫌いかは、子供によってかなりの差がある。 中には、ミミズや毛虫、うにょうにょした虫といったものを、全く気味悪がらずに平気でつかむ子がいる。 よく言われるように、…

痛み概念の習得

誰でも、痛いことは嫌い。 人間だけでなく、動物だって、たたかれれば嫌がる。 「痛み => 嫌悪」という結びつきは、先天的に本能に仕組まれたものであろう・・・ おそらく多くの人がそう信じていることと思う。 しかし、これが違うのだ。 「痛み => 嫌悪」の…

なぜデジタルなのか

Q.なぜデジタルなのか? A.コピーミスの確率を限りなく0に近づけることができるから 20世紀最大の技術革命は「デジタル化」ではないだろうか。 今日の我々の生活はデジタルに囲まれている、と言っても過言ではない。 なぜ世の中はここまでデジタル化さ…

Think Different 未満

iPhone や iPod で何かと話題の Appleだが、その Appleが少し以前、こんな広告を出していたことをご存じだろうか。 「Think different」 まだ見たことがない人は、今すぐ見てみよう。 昔見たことがあるクレイジーな人は、いま一度これを見て魂を奮い起こそう…

夢がないって不幸なのかな?

「夢が持てない世の中」、そんな言葉をよく耳にする。 単にネットやニュースを媒介しての伝聞ではなく、実際そう言った言葉を口にする人に出会うことも少なくない。 それも、苦悩と共に訴えるのではない。 実にあっけらかんと、軽〜いノリで、 「夢なんて何…

雨の中を走っても歩いても濡れ方は同じ?

雨の中を走っても歩いても、トータルで濡れる量は変わらないのか? ある雨の日に、ちょっとイジワルな先輩から 「知ってるかい、雨の中を走って行っても、歩いて行っても、濡れ方は変わらないんだぜ。」 と持ちかけられた。 私はそんなことあるか、と思った…

クロック数の物理的限界

質問: パソコンのクロック数の物理的な上限は? 答: プランク定数 h と、与えられたエネルギー E の大きさで上限が決まる。 1クロックの時間を t とすれば、t >= h / 4 E となる。 新型モデルが出るたびに上がってゆくCPUのクロック数は、いったいどこ…

魂のアメリカ人

最近では、小学校にも英語の時間がある。 週に1時間だけ、英語の歌を歌ったり、ちょっとした英語のゲームを行ったりしているようだ。 改めて思い直してみると、中学校と高校を合わせて、全部でどのくらい英語に時間を裂いてきただろう。 しかもそれだけに飽…

アメリカン・マインドの強み

半年くらい前から「初音ミク」に首ったけである。 勢いにあかせて「ミクの歌って覚える統計入門」http://miku.motion.ne.jp/ というサイトまで作った。 どうぞよろしく。 私はこれまで、本当に音楽とは無縁だった。 好きな曲とかも特に無いし、歌手の名前も…

スーパーボールすくいのコーナリング

縁日と言えば金魚すくいが定番だが、最近は金魚の他にもいろんなものをすくう屋台が出ている。 その中の1つに「スーパーボールすくい」というものがある。 水に浮かんでいるゴムボールをおたまですくって、一杯ですくえた分だけもらえる、というものだ。 ゴ…

文字情報のイントロン

「若者の活字離れ」はウソではないかと思う。 社会調査の結果がどうなっているかは知らないが、私自身の身辺を見渡す限り、むしろ活字は増えているようにさえ思う。 ホームページを見よ、ブログを見よ、携帯小説を見よ、ライトノベルを見よ、ビジュアルノベ…

人間、それは最後の開拓地

-- Human, the final frontier -- 人間、それは最後の開拓地である。 そこには現代人の想像を絶する新しい文明、新しい生活が待ち受けているに違いない。 今後100年のうちに最も大きく世界を変えてゆくものは、なんだろうか。 コンピューターの進歩? 宇…

なぜ E = mc^2 なのか?

Q. E = mc^2 という関係式は、どのようにしてできたのか? A.そのように考えると、どこから見ても電磁気現象の結果が同じになり、つじつまが合う。 エネルギー(E)= 質量(m)×光速度(c)の 2 乗これは物理学上最も有名な関係式だと思うが、この式がど…

磁力線は磁石にくっついているのか?

Q.磁力線は磁石とくっついて、一体となって動くのか? それとも空間に放たれた時点で、もとの磁石とは切り離されるのか?A.どちらかと言えば、切り離されると考えた方がよい。 電気と磁石の関係は、想像以上に不可思議だ。 次の装置は「ファラデーの単極…

電気が流れるスピードは

Q:電子が電線の中を移動する平均速度はどれくらい? A:人が歩く程度の速さ。 電気は電線の中のどこを流れて行くのだろうか。 電線は普通、固い金属でできている。 穴があるわけでもないし、溶けて液体になるわけでもない。 その中を、何らかの実体を持つ…

デジタル電気はどっち向き

Q:デジタル回路の電流は、信号線の上をどっち向きに流れるか? A:両方。 **** 前口上 **** ご存じだろうか、デジタル回路の電流が、どちらの向きに流れるかということを。 現代社会はデジタル抜きでは語れない。 インターネットも、パソコンも、携帯電話…

口コミがブレークする数は

それは自然対数の底、eである。 1人が平均してe人以上に伝達すれば、その情報はブレークする。 e人未満の場合、その情報はやがて自然消滅する。 e = 2.718281828... (鮒、一鉢二鉢 一鉢二鉢)は、不思議な数だ。 円周率と同様、超越無理数であり、規則…

いじめられ人形

※注意:深刻にいじめに悩んでいる方は、読まない方が良いかもしれません。 「パロ」という名の、アザラシ型のロボットをご存じだろうか。 ギネス世界記録公認「世界で最もセラピー効果があるロボット」なのだそうだ。 http://paro.jp/ 実際に催し物で、パロ…

幸福量保存の法則

ずいぶん昔から、ひょっとすると物心ついたときから、私はずっと1つの妄想にとりつかれている。 それは「幸福量保存の法則」という妄想である。 「幸福量保存の法則」とは何か。 それは、 「人類全体の持つ幸福の量と、不幸の量を全部足し合わせると、ちょ…

子供の戦略・大人の戦略2

運動会以外にも、ご近所で子どもたちと一緒に遊ぶ行事がときどきある。 「子供の戦略・大人の戦略 id:rikunora:20080602」 今日はそんな中で、子供たちと一緒に「上履き探し」というゲームを行った。 「上履き探し」というのは、体育館で行うチーム対抗のゲ…

みにゆかん

学校での国家斉唱がとりさたされるご時世なので、私からも1つ提案。 「さくらさくら」を第二の国歌にしたらどうだろう。 散り行くさくら花は「もののあはれ」を感じる日本人の美意識そのものであろう。 何よりも当の子供達が、この国の国歌は胸を張って堂々…

天才鳩の驚くべき行動

信号待ちをしている人々の足下に、一羽の鳩がいた。 何をしているのかと思い、気にかけてしばらく見ているうちに、信号が青になった。 すると、その鳩は人々に先駆けて、トットットット、と横断歩道を渡り始めた。 そのまま横断歩道を渡り終え、道路の反対側…

算術圧縮のしくみ

算術圧縮とは、文字の出現率の偏りを利用したデータ圧縮方法の1つである。この図の上半分には、一本の棒を3:1という不均等な割合で分割していった様子が描かれている。 下半分には1:1で、均等に分割していった様子が描かれている。 棒上のある1点を…

チャイティンのオメガΩ

「チャイティンのオメガΩ」とは何か。 それは「真の乱数」だ。 真の乱数、というのは「その数字そのものをもってしか表現することができない数」のことである。 例えば円周率3.141592...は、一見するとでたらめな数字の並びのようだが、「直径に対する円周の…

人格公開の刑

最も重い刑罰としての、死刑の可否が議論されている。 自由と人権の国、フランスでは死刑を廃止して久しい。 では、日本はどうするか。 科学の国、日本として、死刑よりもっと効果的な刑罰をここに提案しよう。 それは「人格公開の刑」である。 残念ながら、…

子供の戦略・大人の戦略

小学校の運動会に「棒引き」という競技がある。 校庭の中央に竹の棒を10本ほど並べて置く。 赤白に分かれた2チームが、校庭の左右両サイドから走ってきて、竹の棒を自分の陣地まで引っ張り込む。 陣地に1本、棒が入れば1点。 勝負がつかなければ、自分…

ドキドキ時間の最適配置

『ゾウの時間ネズミの時間』という、たいへんおもしろい本がある。 ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)作者: 本川達雄出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1992/08/01メディア: 新書購入: 26人 クリック: 1,301回この商品を含むブログ (171…