2019-01-01から1年間の記事一覧

ラグランジュ方程式のイメージ解釈

ラグランジュ方程式とは、解析力学を初めとする物理学の基礎を成す方程式です。 ∂L( q(t), q'(t), t )/∂q(t) - d/dt{∂L( q(t), q'(t), t ) /∂q'(t) } = 0 -- wikipedia:オイラー=ラグランジュ方程式 ちょうど関数の最小値を求めたいとき「微分=0」を調べ…

平均と分散の物理モデル

以下は、前エントリー「なぜ分散は2乗の和なのか」d:id:rikunora:20190409 から出たオマケの与太話。 なぜ分散は2乗なのか、と問われたとき、「分散を最も小さくする点が平均値だから」というのが1つの答でした。 この答を物理的なモデルに当てはめると、…

なぜ分散は2乗の和なのか

Q.なぜ分散は、単純な差(偏差の絶対値)ではなく、差の2乗を計算するのか? A.分散を最も小さくする点が平均値だから。(単純な差を最も小さくする点は中央値となる。) “分散”というキーワードは統計学の基礎中の基礎であり、どんな教科書にも“平均”…

サイコロの和と多次元立方体の関係

複数個の一様分布の和は、厳密にはどのような分布に従うのか。 2個のサイコロを同時に振ったとき、最も出やすいのは合計が7のとき。 なぜなら、1+6, 2+5, 3+4, 4+3, 5+2, 6+1 と、6通りの出方があるからです。 それに比べて合計が2となるのは、1+1 の1…

多次元正三角錐の体積

2次元の正3角形、3次元の正4面体を延長した、4次元空間にある正三角錐の体積はいくつになるか。 さらに延長して、一般にN次元の正三角錐の体積はいくつになるか。 4次元空間にある正三角錐のような図形は、正五胞体というのだそうだ >> wikipedia:正…