タブレットの威力

新しくタブレットを買いました。使ってみたところ、大満足の書き味。
これなら紙とほとんど変わらないのではないか、とさえ思えてきます。
今まで苦労して、マウスでチコチコやってきたのは何だったんだ。
* WACOM Bamboo Comic
 >> http://tablet.wacom.co.jp/products/bamboo/bamboocomic/index.html

実際にどの程度の違いがあるのか、比較してみました。
これが下書き。

紙の上にサインペンでザザッと描いて、スキャナで取り込んだものです。
もともとは、ここにある5倍の大きさです。(つまりこれは20%に縮小したもの)
この下書きを、ほとんどタブレット無しで塗ったものと、

タブレットで塗ったもの。

どーです、違うでしょ。

実のところ、上の絵はタブレット無しではなくて、もう何年も前に入手した古いタブレットを使って描いたものです。
製品名は WACOM ArtPad 2 というもの。
もちろんUSB接続なんかではなく、シリアル通信型で、専用の電源が付いています。
この古いタブレット、今にして思えば使い勝手が悪く、マウスと比べてもあまりありがたみが感じられませんでした。
なので、普段もあまり使うことなく、たまに引っ張り出して使うといった程度でした。
上の絵は、マウス半分、旧型タブレット半分、といった感じで描いたものです。
比べて下の絵はマウスを全く使わず、新型タブレットだけで描いたものです。
新旧を比べてみると、書き味が天地の差です。
技術の進歩に改めて驚かされます。

悦に入って人に見せたところ、意外にも「タブレット無しの方が良い」という声をちらほら聞きました。
その理由は「タブレット無しの方がUFOが光って見える」っていうんです。
言われてみるとコミカルなUFOは、上の方が良く描けているようにも見えます。
なるほど、道具と用法は適材適所なのか。
描いた本人は、出来栄えに天地の差があると思っていたのになー。くうぅ。


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※追記:使用ペイントソフト
タブレットの威力を発揮できるかどうかは、使っているペイントソフトに大きく左右されます。
まず筆圧感知機能があることが必須条件です。
いくつか試してみて、私がいちばん気に入ったのは「SAI」というソフト。
>> http://www.systemax.jp/ja/sai/
 ・とにかく書き味を第一に追求している。
 ・余計な機能を持たず、シンプルで分かりやすい。
上の絵もSAIで描きました。
価格5,250円ですが、それだけの価値はあるかと。

フリーソフトでは「Pixia」がよさそう。
Pixiaは、上記タブレットのバンドルソフトでもあります。
(私自身はSAIに慣れてしまったので、あまり使っていません。)
「PictBear SE」は、残念ながら筆圧感知に対応していません。
なのでタブレットとの相性という点ではいまひとつです。
「Paint.NET」は、XPだと筆圧感知せず、Vistaで筆圧感知するのだそうです。
>> http://paintnetlab.blog120.fc2.com/blog-entry-104.html
私はXPなので、いまひとつ使えませんでした。