中山道キャノボ成らず、遙かなり大阪

10/10 体育の日、東京大阪間、中山道経由 560km自転車走破にチャレンジした。
しかし、途中でチェーンが切れ、名古屋小牧でリタイア。
経過タイムが過去最高だっただけに、とってもとっても悔しい。

 2016/10/10 AM4:00 東京 日本橋 〜 PM21:00 名古屋 小牧.
 距離: 380km   平均速度: 24km
  (途中、白州にてチェーン修理に1:30消費)

到着地、名古屋加藤清正像の前と、出発地、日本橋道路元標にて。(自転車が増殖しているようにも見えるが、気にしてはいけない。)

 * ルートラボの記録 >> http://yahoo.jp/qTBh24



■ 経過

・AM4:00、日本橋、道路元標出発。周囲はまだ暗い。

・今回、既に道を知っているのでサイコンを荷物から外した。
代わりにGPSロガー(GT-600)を持っていった。とにかく減らせる荷物は1つでも減らすのだ。

・出発時食糧:おにぎりx3、ウィダーインx2、塩キャラメル。
走りつつ食べ、大半を甲府までに消費した。

大垂水峠を通らず、つつじヶ丘 -> 多摩川サイクリングロード -> 津久井湖を経由した。
距離は数km程度長いが、サイクリングロードを使えるし、坂も少ない気がする。

・AM8:30 笹子峠通過。
出発から 4:30経過。いい感じのペースだ。

甲府は市内を通過した。青沼通り -> 美術館通り。
バイパスよりも、こっちの方が多少良い感じ。

・AM 10:00 韮崎通過。出発から 6:00経過。
ペースは上々だが、上り坂で太ももがピクピクし始めた、これはいかん。
釜無川河川緑地にて、トイレ休憩。貯金タイム20分程度。

・穴山橋、円野郵便局前。
休憩、自販機にてコーラ。
たまたま一緒になったローディのおじさんと談笑後、いざ出発しようと気合いを入れると、
「バチッ、カラカラカラカラ・・・」異音と共にチェーンが切れた。
ピンが刺さっているプレートが変形し、広がって外れた、といった感じだ。
ロードに長いこと乗っているが、チェーンが切れたのはこれが初めて。
さすがにチェーン切り工具までは持参してない。
おじさんにも手伝ってもらい、手持ちのプライヤーで強引につなぐ。
何とか進めるようになったので、そろり、そろりと出発する。

・しかし、一度曲がったプレートは治らない。上り坂で力がかかると、再び切れた。
再度プライヤーで押さえつけ、修理できる店を探しつつゆっくり進む。手は油で真っ黒。

・「道の駅はくしゅう」の手前で、「十文字屋モータース」という自動車整備工場を見つける。
休日で店頭には誰もいなかったが、声をかけると、奥から人のよさそうなおじさんが現れた。
事情を話すと、快く修理を引き受けてくれた。
おじさん、工場の奥をゴソゴソ探して、様々なサイズのチェーンの切れ端が入った箱を取り出してきた。
その中から合いそうなチェーンのコマを取り出して、切断、つなぎ足しを試みる。
一度はピンを抜くミスを犯すも、何とかつないで車輪が回る状態に戻す。
ところが、いざ走り出そうとひと踏みすると、また切れた。
おじさん、もう1度、入念につなぎ直す。
今度こそ、今度こそ大丈夫。
当初のチェーンはかなり短くなって、アウターxローギアは入らなくなった。
あと、つないだチェーンがシマノ10段に合っているかどうか微妙だったが、
とにかく走れる状態に戻してくれたことに大感謝!
もしここで修理してもらわなければ、山の中で途方に暮れていたところだった。
輪行袋は大阪に送ってしまったので、持っていない。)

・ちなみに前回のチャレンジでは、やはり「道の駅はくしゅう」手間でパンクして、
24時間達成をあきらめた記憶がある。>> [id:rikunora:20160510]
どうもこの付近に何かある気がしてならない。。。

・「道の駅はくしゅう」にて、いったん休憩。
休日の賑わい、とても混んでいた。「おいしい水」を配っていた。
10月とは思えない暖かさで、ジャージを脱いでシャツ1枚に。
アクシデントはあったが、引き続き行けるところまで行くことにした。12:04 出発。



・13:15、茅野、中央自動車道下。1:15 の遅れ。
諏訪湖近辺は今回も向かい風だった。いつでも向かい風なのだろか。。。
それでも前回のチャレンジよりはだいぶましだった。

・14:10、塩尻峠通過。1:10 の遅れ。

・ローソン 塩尻宗賀店にて食糧補給。
おにぎり3個、1個はその場で食べる。焼きプリン食べる。
ミニあんぱん5個パック、1個食べる。オレンジジュース、パワーバーx2。
ここから反射ベスト着用。

・15:15、贄川駅、トイレ休憩。1:15 の遅れ。
塩尻〜鳥井峠間は追い風。
前回苦しい思いをしたので覚悟していたところ、鳥井峠が想像よりあっけなかった。
そのまま勢いに乗って、木曽高速を一気に下る。

・18:50、恵那市郊外。
まきがね公園手前で自販機休憩。
休日帰りの車で、道路が渋滞している。
路肩を縫うように走る、なかなかスピードが出せない。
瑞浪は旧道市街を通過、こっちの方がバイパスより良い感じ。

・20:30頃、国道155号に入る。
ここで約40分の遅れ。だいぶ負債を返している。
前回はこの辺ですっかり足が切れていたのだが、今回はまだ足が残っている感覚がある。
これは、けっこう行けるのではないか・・・と思い始める。

・21:00、小牧インター付近で、またチェーンが切れる。
今度は完全にダメ、プライヤーでも直らない。1時間くらい格闘するも、すっかり諦める。
21:00 で一宮通過が目標タイムだったので、およそ30分遅れまで迫っていたことになる。
くくぅぅうう。。。。

・近くにあったマンガ喫茶「亜熱帯小牧IC店」に潜り込む。
疲れた。おやすみなさい。

・翌日、小牧山を散策。
ジョギングや散歩に来ていたおじさん、おばさんが、
チェーンの切れた怪しい自転車乗りにも挨拶してくれる。良い町だ。

・近所の自転車屋を検索、「じてんしゃひろば遊」というショップを見つける。
チェーンを始め、いろいろと直してもらった。
その場で輪行袋を購入し、名古屋から帰った。

・後から知ったのだが、この直前の 10/7 に transamhide なる人物が、
「フル中山道キャノンボール」を達成している?!
フル中山道とは、軽井沢を越え、和田峠を越えて、塩尻峠に至るという超人ルート。
しかも、確かこの日は天気も悪く、向かい風だったと記憶しているのだが。。。
なんなんだ、これは・・・ >> http://togetter.com/li/1035059


『風さえ味方すればある程度登れる人なら難易度そんなに高くないです。』
嘘です、ぜったいに嘘です。
「ゆるふわ」とかいう言葉に騙されてはいけない。


・さらに後から知ったのだが、同じ日に反対向きの(大阪→東京)を走って達成した方がいた。
しかも22時間台という驚異のスピード。
記録を見ると、諏訪付近ですれ違っていたことになる。
>> 中山道キャノンボール(大阪→東京)走行編
ブログを見ると簡単そうに書いてあるけど、これ、すごいことなんだよ。