ペダルたん痛チャリ!

つい、やらずにはおれなかった。

ペダルたんかわいいよペダルたん、、、

ペダルたんって誰? と思った人は、以下のブログを見てみよう。
>> PedalFar! 漕野ペダル 16歳 自転車が大好き!

漕野ペダル(こぐのぺだる)
16歳 高校一年生 都市工学研究者の父とオランダ人の母との間に生まれたハーフ。
身長160cm 体重45kg 脚長し

これを見て一目惚れした。もう、これっきゃ無い!と思った。
さらに、同じブログ内を見ると、こんなことが。。。
>> PedalFar! 漕野ペダルジャージをついに作ります!

あ、それから、どなたか「漕野ペダルの痛ディスクホイールを作りたい!」という方がいましたらメールをください。
キャラのデータ(aiのデータ)を提供します。

迷わずメールを送り、キャラのデータを頂いて、できあがったのが冒頭の痛チャリというわけ。

ペダルたんに惚れ込んだのには、ちょっとした理由があります。
それは、ペダルたんを描いたイラストレータ加藤アカツキさんが、何を隠そう私の本の表紙と挿絵を描いた人でもあるからなのです。

悩めるみんなの統計学入門 - 統計学で必ず押さえたい6つのキーワード

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この本の表紙をよく見てください。ペダルたんにそっくりではありませんか。
実は、この表紙イラストを最初に見たときから、
「この表紙の娘の自転車版みたいなのが、あったらいいな〜」と薄々思っていたのです。
それがこんな所に、ひょっこりあったというわけ。

※ ちなみに、この表紙の娘には「森原優衣」という立派な名前が付いています。
※ しかしそのことは、本の何処にも書いてはいません。いわば裏設定というやつです。
※ たとえ表に出なくても、作者はちゃんとキャラクターの一人一人に名前を付けているのです。


では、ディスクホイールはどうしたのかというと、長らく物置の隅に眠っていました。

その昔(現在のTTバイクを購入するより以前に)ヤフオクで入手したもの。
試しに何度か使ってみたものの、あまりの重さに辟易し、そのままお蔵入りとなった一品です(^^;)
ようやく日の目を見るときが来ました。

頂いたデータを車輪の大きさに合わせて配置し、ステッカー製作業者に依頼しました。
データを並べるためのソフト、イラストレータは試用版で済ませました。
現在のところ、Adobeのサイトから1ヶ月間の試用版がダウンロードできます。
しかしながら、このイラストレータというソフトが相当の曲者で、扱いにとても苦労しました。
私はデータを並べるだけの作業に、たいへんな時間(2日程度)を費やしました。
たぶん、慣れたデザイナーが行えば30分程度で済む作業なのでしょうが、
ずぶの素人だと10倍以上の時間がかかります。
最も苦労したのは、フォトショップ形式でもらったペダルたんの画像データを、
イラストレーターのパス形式に直す作業です。
さんざん苦労した挙句、見つけた手順を以下にメモしておきます。

・ファイル -> 配置 -> “リンクをせずに”フォトショップのpsdファイルを取り込む。
・オブジェクト -> 画像トレース -> 作製して拡張、これで画像がパス形式になる。
・画像トレースすると色が潰れて一色になってしまうので、元画像をレイヤー毎に分けて取り出し、
 レイヤー毎に画像トレース -> 色塗りを行う。
・実はこのレイヤー分けのために、フォトショップ試用版も必要となるので、インストールする。
・色塗りを終えた各レイヤーを版画のように重ねて、全体の絵を再現する。


ステッカー作製は、のらいも工房さんにお願いしました。
ここにした理由は、
・「痛チャリ ステッカー」でググったところ、まっさきに紹介しているブログがあった >> [id:chelseamasa:20130707]
・「エアフリー70」という素材が簡単に貼れそうだった。
・お値段も良心的。
実際に注文してから、2〜3回のメールのやり取りの後、たった1日でステッカーが届きました。
あまりの早さに驚きです。費用はカットを含めて1万円程度。
ステッカーのできあがりもしっかりしていて、私としては大満足です。

こうしてできあがったペダルたん痛チャリで、さっそく何処かに出かけたくなりました。
そこで、PedalFar!のブログ主が出版している小説「追い風ライダー」に載っているサイクリングコースを回ってみることにしました。

追い風ライダー

追い風ライダー

小説の中に出てくるコースで一番近いのは、荒川サイクリングロードです。
小説中では大宮付近までのコースが出てくるのですが、少し足を延ばして榎本牧場まで行ってきました。
これもいわゆる「巡礼」になるのだろうか。。。

牛さんといっしょ。

川辺で休んでいたところ、散歩していたおばちゃんに「あら、かわいい!」と声をかけられた。
予想外に一般人受けしたようです。

■ ディスクホイールは重たい?
今回、久しぶりにディスクホイールを取り出して走ってみたとろ、以前よりも軽くて走りやすいと感じました。
どうやらディスクホイールというものは、取り付ける自転車本体によって向き不向きがあるようです。
早い話、
・TTバイクには合う。
・剛性の低いロードレーサーには合わない。
以前に取り付けたロードレーサーは、どちらかと言えば「柔らかい」部類の自転車でした。
そのロードレーサーにディスクホイールを付けて走ってみたところ、
普段とは違う感じの疲れがドッと足に溜まりました。
ほんのわずかのスピードの違いよりも、足の疲労が段違いだったのです。
ところが、今度のTTバイクの場合、不思議なことに、あの極端な疲労感がありません。
これならけっこう使えるぞ、といった感じです。
ただ、ディスクホイールよりはカーボンリムの方がずっと軽いし、性能も上です。
私の感触では、以下のような順位です。
・TTバイク: BORA ONE(カーボンリム) > ディスクホイール > WH-R501(普段用の車輪)
ロードレーサー: Mavic Open-Pro(定番の車輪) > ディスクホイール
もし速く走りたかったらカーボンリムが一番。ディスクホイールはキャンバスなのだと割り切るべし。

■ お尻の痛みにおすすめサドル
もはや痛チャリとは関係ないのですが、、、
たまに「お尻が痛い サドル」で検索に来る人がいるので書いておきます(これが本当の痛チャリ?)
私のお勧めは「サンマルコ ロールス」というサドルです。
私はずいぶん以前から、ずっとこのサドルを愛用し続けています。数えてみると、もうこれで4個目。
クラシカルな外見ですが、かつては一世を風靡した名作サドルなのです。
当初のTTバイクでは、「フィジーク アリオネ」というサドルを使っていました。
このアリオネも定番のサドルで、決して悪くはありません、、、が、それは200kmまでの話。
200kmを越える距離になると、私の場合、どうしようもなくお尻が痛くなってきます。
そこで、この昔ながらのロールスに取り替えたところ、400km走っても全く問題ありませんでした。
・・・もう今後はロールス以外は使わない。
ちょっとぐらい重くて、外見がクラシックでも、これしか無い。
サドルの合う合わないには個人差がありますが、それでも、どうしてもお尻が痛くてたまらないという人、
一度このロールスを試してみてはいかがでしょうか。
* 皆さん、お尻痛くないですか?! サドル選びの旅 (迷走編)
>> http://panamori.exblog.jp/13295179/
サドル選びの旅 (そして邂逅 編)
>> http://panamori.exblog.jp/13303205/
サドル選びの旅 (安住の地へ! 編)
>> http://panamori.exblog.jp/13310371
* オーストラリア大陸自転車横断サポートページ
>> http://www16.ocn.ne.jp/~cyclist/outfit/06.html
* ロード用のサドルで、できるだけ安くて尻が痛くない、おすすめの物あったら教えて...
>> http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1240238672

■ ペダルたん安全運転宣言
このペダルたん痛チャリ、派手な見かけによらず、街中ではトロトロゆっくり走っています。
もし街中でペダルたんを見かけても、どうか煽らないで下さい。
もしTTバイクの痛チャリが派手に事故ったとしたら、
「やはりアレは危険な乗り物だ」という悪評が定着してしまいます。
世の中には、痛チャリのみならず、ロードバイクや自転車全般を問題視する人も少なくありません。
もし「自転車禁止令」を出されたくなかったら、結局のところ自転車乗りが交通ルールを守って、
安全運転をアピールするしかありません。
そんなわけで、ペダルたんはトロいので、そこんとこよろしく。