デブかわいい条件

以前、理想の女性像はデブ [id:rikunora:20081215] というエントリーを書いたところ、
その後 "理想の女性像", "デブ" といったキーワードでのアクセスをちらほら見かけるようになりました。
女性は永遠のテーマ、気になりますよね。
しかし、以前のエントリーには不満なところがあります。
それは、なんだかんだ言って描かれている女性像がちっともデブではない、ということです。
これでは期待していたものとは違う、やっぱりデブはダメなのかしら・・・
いえいえ、そんなことはありません!
デブで美人、という方は確かに存在します。(少なくとも男性である私から見て)
この手の話題になると、たいてい「体型なんかより性格が大事」ってあたりに落ち着くのですが、
実のところ話はそんな簡単ではないように思うのです。
体型と性格は無関係なのではなくて、デブならデブに合った性格、痩せなら痩せに合った性格ってものがあるのではないか。
その体型x性格の組み合わせがミスマッチなのがブスで、組み合わせが合っていれば美人なのだという気がします。
では、どのような組み合わせが良いのか?
それを探るために、まずは可能な限りデブでかわいい、というイメージを描いてみました。

どうでしょう、このあたりまでは「デブかわいい」範囲に入るんじゃないかな?
ええと、水着なのは別にエロマンガが描きたかったわけではないのだよ。
はっきりいって、デブはエロい。
デブかわいいものを目指すと、どうもエロくなってしまうんです。
(・・・それとも、単に俺の脳内がエロいだけなのか!)
試しにデブを別の言葉で表現してみてください。
豊満、ぽっちゃり、肉感的、グラマー、むちむち・・・どうです、エロいでしょ。
こうして描いてみると、「デブかわいくなるための条件」がいくつかあることに気づきます。
1.顔が柔和で、ちょっと弱々しい感じでないといけない。
2.下半身デブっていうのは、わりとOK。
3.たとえデブであっても、肩から二の腕にかけては太らせてはいけない。
  下半身に比して上半身が小さければ、それなりに安定して見える。
4.デブだったら、その分巨乳であってほしい (^^;)
これら「デブかわいい条件」には、それなりの理由があると思うんです。
そこで、比較のため「1.顔が柔和で、ちょっと弱々しい感じ」の反対をイメージしてみました。

顔がキツめってことは、要はツンデレってことですかね。(あるいはツンツン)
上の絵と比較するとはっきりするのですが、ツンデレにはある特徴的な傾向が見出せます。
それは「体型的に貧弱である」こと。
チビだったり、痩せていたり、貧乳だったりすることが多いんです。

 * ベタなツンデレキャラの法則
http://wiki.chakuriki.net/index.php/%E3%83%99%E3%82%BF%E3%81%AA%E3%83%84%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
背が低い。幼児体型。
全般的に貧乳が多く、巨乳は少なめ。

なぜツンデレキャラは体型的に貧弱なのか?
試しにやってみましょう。

ツンツンした性格xデブな体型・・・うーん、最悪の組み合わせですな〜。
「なんか文句あるっ!」って感じ。
上の「デブかわいい」絵と比較すると、こちらの方はデブの嫌なところが際だっている気がしませんか。

では、残りの組み合わせ、柔和な顔x貧弱な体型いってみよー。

うぅっ、、、これはこれでいいかも。
でも、ちょっと地味で目立たない感じではありますね。

それでは、なぜこうなるのか、理由を考えてみましょう。
前のエントリー [id:rikunora:20081215] で、こんなことを書きました。

性の起源からすれば、そもそも女性とは「栄養をたくさん蓄えた細胞」だったのです。
・・・本当はデブが良かったんです。
大きくて、栄養豊かな方が、高い生存能力を持っているはずなんです。
でも、それを男性の側から見た場合、1つだけひっかかることがあります。
大きくて、栄養豊かな個体は「強い」んです。

生物として考えるなら、やはり栄養がたくさんあった方が、なにかと好ましいはずです。
だったらなぜ、デブは嫌われるのか?
その理由が端的に現れているのが「ツンツンした性格xデブな体型」。
これって要するに、デブで性格悪いってやつですよ。
なんか、質量にあかせてわがままをズシズシ押し通しそう。
いくらモてないからといっても、こんな彼女にベッタリつきまとわれたら・・・ノーサンキューです。
ということは、たとえデブであっても押しが弱ければ、嫌なところ緩和されて、
栄養豊かな本来の魅力が引き出せるのではないか・・・
それが、最初の「デブかわいい」条件だったのです。
栄養豊か=デブがエロいっていうのには、一理あると思うのです。
それは、条件4.デブだったら、その分巨乳であってほしい、によく表れています。
条件3.肩から二の腕にかけては太らせてはいけない、という理由もわかるでしょう。
肩から二の腕っていうのは、力の象徴です。
ここが太いと、筋骨隆々で、がっしりとたくましい感じになる。
反対に二の腕さえ細ければ、押しが弱そうな顔立ちと同様、デブの嫌味を緩和する効果が高いわけです。

ではなぜ、ツンデレは体型的に貧弱なのか。
その理由は、4枚目の「柔和な顔x貧弱な体型」と比較すると見えてきます。
性格的な押しも弱い、体型も貧弱って、かなり地味ですよ。
目立たない。
なので、その分だけ性格を派手にして、ようやく釣り合いがとれるのではないかと。
あるいは、デブと違って性格を派手にしても許される、ということだと思います。

まとめると、こうなります。
  [他人に与えるプレッシャーの大きさ] = [性格的な押しの強さ] x [体型的な質量]
プレッシャーの大きさには限界ラインがあって、それを超えるとブスの領域に突入します。
反対の、下限ラインは特に無いのですが、あまりにも下回ると目立たない存在になります。
以上を踏まえて、結局のところデブはどうすれば良いのかというと、、、
  穏和で控え目な性格にする
ってことでしょうか。
そうすれば、きっとツンデレと同程度の人気が確保できるものと思います。
・・・ありきたりの結論でスマン。

※ ふと我に返って見直すと、我ながらハズい絵だ。うーむ・・・