小4の作った回転パズル

ここに紹介するのは、小学4年生の作ったパズルゲームです。
もともと、このゲームは紙でできていました。
あまりにも出来が良かったので、Flash化してパソコン上で動かせるようにしたものです。
* 回転パズルゲーム 〜 スピノール (要FlashPlayer)
>> http://brownian.motion.ne.jp/memo/Spinor/index.html
ゲーム画面は、次のように、3x4の計12マスから成っています。

ゲーム画面上には、赤と緑のコマ、そして矢印の付いたコマがあります。
黄色い丸は、いわばカーソルの役目を果たすもので、自由に動かすことができます。


・ゲームは赤と緑の2人のプレイヤーで対戦します。
・コマの動かし方には特徴があります。
 田んぼの田の字のように合わさった4つのコマを、一度に90度ずつ回転移動するのです。
・このとき、自由に動かすことのできないコマがあります。
 [←水平に矢印の付いたコマ→]は、水平にしか移動できません。
 [↑垂直に矢印の付いたコマ↓]は、垂直にしか移動できません。
 それ以外のコマは、自由な方向に動かせます。
・コマを交互に動かして、自分の色の[γ]印の付いた、2つのコマを先に取った方の勝ちです。
・[γ]印のコマは、自分の色の[うずまき]模様のコマが隣に接することで、取ることができます。
・コマは、必ずしも自分の色を動かさなくてもかまいません。
 盤面上、動かせるコマであれば、相手の色であっても、どこを動かしてもかまいません。
・直前に相手が行った移動の、逆の回転移動を行うことはできません。
 これは、2人で互いに行って戻って、行って戻って・・・を繰り返さないためのルールです。

ざっとこんな感じのゲームです。
最初に中央に並べる6個の[矢印]の付いたコマは、ゲームの度に毎回でたらめに並べています。
オリジナルのルールでは、2人のプレイヤーが交互に1枚ずつ、好きな場所に[矢印]のコマを置く、
ということになっていました。

このゲーム、かなり頭を使います。
最初の並べ方によっては、ほんの5手くらいで決着が付くこともありますし、
長期戦になって、なかなか勝負が付かないこともあります。
2人で戦う以前に、1人で全部のコマを取るパズルをやってみても、そこそこ難しいです。
ゲームのコツや、必勝手があるのか? まだ何もわかっていません。
それにしても、小学4年生にしてこれだけ思い付いた発想力に、素直に感心しています。
何でもスライドパズル(15パズル)にヒントを得たのだそうです。

ところで、このゲームには「スピノール」という名前が付いています。
当初は「スピン将棋」と呼んでいたのですが、
・将棋とは無関係なのに、なんだか将棋のマネをしたみたいでイヤ。
・もっとカッコイイ名前がいい。<-この辺りが小学生.
ということで「スピノール」となりました。。。
例の専門用語とは全く関係ありません。
うっかり検索で引っかかった人、ごめんなさい。